日本人の英語力が伸びない二つの根本理由

3カ月間、1日3時間 英語学習の自習に充てることで、英語で議論や交渉ができるような実践的な英語力を身につけることができる ということがいわれています。

英語を学ぶには

3ヶ月間という期間、「なぜ、半年でもなく1ヶ月でもなく、3カ月なのか?」 という疑問がありますが、この3ヶ月という期間は何かを習うのには重要な期間です。

「そんな短期間で結果を出すことができるのか?」 ということになるとそれはまだわかりません。

今は、フィットネスクラブ、英会話スクールなど、社会人でも習い事をおこなうところはたくさんありますし、ビジネスでもそれらを対象とて行われます。

ビジネスということで考えると、一年や二年と長期間続けさせて、会員費やレッスン料をいただくというものです。

英語でのミーティングまったくわからず、ワラにもすがる思いで、英会話レッスンに通うとうことはよくあることです。

しかし、英会話スクールでは英語を勉強しているんだけれども、英語力が伸びた実感はなかったのです。

英会話スクールに通っっている人たちも「あまり意味がなかった」と口を揃えて言っていたようです。

「英語力を上げたい」という切実なニーズに英会話スクールには応えられなかったようです。

それでも、英語力をのばすには英会話スクールなんだという思い込みがあり、それ以外に英語力を伸ばす施設が思い浮かばないのです。

英会話スクールは英会話スクールで外国人の先生と話すので楽しいということです。 それはそれでニーズがあるということです。

従来型の英会話スクールは一週間に1~2回、それも1時間英語を話すだけです。

そんな時間で上達するはずはないんですね。

スポーツにしろ語学でも、上達するにはたくさん練習をするしか方法はないのです。

でも、週に一回スクールに通っているなだからと自分で自主的に練習するということをしないのです。

英会話教室でのレッスンというのは、スポーツに例えるなら練習試合と同じようなものです。

その練習試合だけに出ていていても、上手くなるはずがありません。

練習試合は自分で練習してその成果をためすものですので、その練習試合に向けて自分で練習しておかないとやる意味がありません。

ゴルフや草野球でも週末に数時間練習するだけでは上達するわけがないのです。

うまくなる人は、誰に言われなくて平日に練習しているのです。

どうして3ヶ月なのか

3ヶ月に落ち着いた理由は 成果が実感できるためには継続することが必要なのですが、何年も続けられるという人はあまりいません。

無理なく継続ができて成果が出てくるのはどこなのかを探ってみると3カ月という期間が、ある程度がんあれる期間であることが多いとわかりました。

大変な仕事が続いても、「3カ月経ったらいったん休める」と思ったら、意外につづけられる期間なんですね。

英会話でなくても、なにかをはじめようと決意して、その気持ちが続くのはせいぜい3ヶ月なのです。

はじめのやる気が1年もつ人はほとんどいません。

私自身もそうですので、ギリギリ気持ちが続いて頑張れる3カ月という期間を設定しました。

実際に3ヶ月頑張れば英語力が伸びていくのがわかってきます。

ほぼ一定に力が伸びているのです。

習っている方自身が変わったな実感できるようなレベルに達することができるということです。

6カ月や1年ずっと、ある程度忙しくきつい状態で続けていくとなると、まず気持ちが続かなくなります。

言われたことをやる

というのは大切なのですが、 言われたことを、ただやるだけではだめなのです。

自分がどれだけ、やるようにいわれたことに納得しているかが大事なのです。

なんとなくスクール(教室)に通って、そこで言われたとおりに単語を覚えて、繰り返す。

普通はそうするものなのですが、自分でどうしてこれをやるのかわかっていないと 「あれ、こんなことやっていて意味があるのかな?」 と疑問に思ってくるのです。

それで、成果が感じられればいいのですが、 他にもテキストや学習方法がたくさんあり、この方法でうまくなったと書かれていれば、そちらに目移りしてしまって、いまやっていることがいやになってしまいます。

「BBCを聞き続けて聞き取れるようになった」という話をきいてやっても、十分な英語力がなければBBCを聞き続けても意味はないのですが、そのうちなんでこんなことをやっているんだとなってしまいます。

それなので、いま自分がなぜこの学習をしているのか、これをやればどういう未来が待っているのか 自分に十分に理解させせるように落とし込むことが大事なのです。

そのための一歩は、現実を素直に理解することです。

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他の人がこういうことをやっているからと思っても、人によってやるべきことは違うので、それを見極めることが大切です。

たとえば、リスニングができていないのなら、このどこかのステップで習得ができていないことになります。

それなので、どこができていないのかを理解して、それに沿ったトレーニングに変えなければなりません。

このときに重要となるのがどのレベルの教材かということです。

多くの人は、自分のレベルより10ほど高い教材を選んでいるのですが、1高いかもしくは低いくらいの教材をやるべきなのです。

背伸びしても、絶対に続きませんし、やっていることが的外れになってしまいます。

本を読んでおぼえるなら『ハリー・ポッター』の原書で途中であきらめてしまうより、『クマのプーさん』をえらんで最後までやったほうが何倍も効率的なのです。

1日3時間をどうやって捻出する?

1日3時間の時間を生み出すと聞くと、フルタイムで働いている方にはとてもできないように感じます。

それでも、3時間勉強している人がいることは確かなので、どのようにしてこの時間を捻出しているのか見ていきたいと思います。

“真のゼロベース”でスケジュールを決める 予定は、仕事から入れていくのが普通です。

それが生活のベースですので、仕事をどの時間にやるかをカレンダースケジュールにいれて、その他の予定をいれていきます。

勉強は、それ以外のどこでやるかを考えていくのが普通のやり方です。

でも、そのやり方はしないでくださいということです。

白紙のスケジュールに、まずは勉強の時間を入れる。

その後に仕事を入れるということです。

なるほど、そうすれば確実に勉強の時間は確保できそうです。

でも、経営者であれば、勉強の時間と決めた時間に仕事をいれないというのはできると思いますが、雇われてみるのであればなかなか難しいところもあります。

それこそ、仕事量を仕事時間を上司や同僚の理解を得なければなりません。

期間が3ヶ月ということと、明確な目標があるということで、理解が得れるかどうかは仕事場の状況によると思います。

それでも、大切なことは、予定一つひとつどれを優先させるかということです。

3カ月の間、毎日3時間勉強するには、いろいろなことを犠牲にしなければなりません。

それでも、達成できればその後の人生は劇的に変わって行きますので、長期的に考えればそのメリットははか大きい。

英語学習より優先順位の低い予定は何でしょうか

緊急度の高い予定は必ずやらなければなりませんが、英語学習を削るかどうかの判断は、前もって予測しておいたほうがいいですね。

飲み会があるときは? 付き合い上、欠かせない飲み会もあります。

でも、子どもが熱を出したときは、どうしてもいかなければならないのであれば、事情を話して早めに切り上げるとかすると思いますが、「飲み会があるから」という理由で英語学習をしないのは理由にならないと思います。

英語に限らず、なにかをやり遂げる時には、まずその優先順位を一番にする。

“仕事の予定も含めて、イチからスケジュールを立ててみる”

こうすると、一日3時間を英語学習時間として作り出すことができるのです。

3カ月間でも何かをやり遂げた経験を持てば、自身になります。

空いた時間をどのようにつかったらいいか自然と身についてきます。

そして、その経験が、新たな挑戦につながってくるのです。

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