「少々お待ちください」ビジネスでの電話で相手に待ってもらいたい時に「少々お待ちください」と言って保留にするのは頻繁に起こることです。
英語でも、ビジネス場面はありますので、もちろん同じように待ってもらうこと気も多いのです。
電話だけの場面のほかにも、日常的に英語で接客などをするときにも、少々お待ちくださいという言い方は覚えておいたほうがいいと思います。
- 「少々お待ちください」の英語表現
- 「少々お待ちください」を英語で言うときの注意点
を書いてみたいと思います。
「少々お待ちください」は英語で何て言うのだろう?
英語で電話応対や接客をするときの「少々お待ちください」を表すフレーズは下記のようなものがあります。
【電話では】
Hold (the line), please.
Please hold.
Just a moment, please.
One moment, please.
【対面の接客では】
Can you wait a moment, please?
Please wait a moment.
One moment, please.
英語で応対するフレーズを覚えるのはとても大事なのですが、心得て置かなければならないことがあるのです。
「少々お待ちください」をネイティブはこんなふうに言うのです
ただ単に「お待ちください」といわれると、すこし違和感を感じてしまいます。
なぜなら、何で待たなければならないのかを知らされないまま「お待ちください」と言われるからです。
日本ではで「お待ちください」といわれてもそんなに感じなかったのですが、ニュージーランドなど英語圏で生活していると、電話でも接客でも待たされる場合に
「〜しますね。少々お待ちください」
「〜するからちょっと待ってね」
というふうに、必ず何何をするから待ってと言われるのです。
例えば、
I’d like to make an appointment with Dr.A tomorrow
明日 A先生に診察していただきたいのですが?
Can I put you on hold for a moment? I’ll see when he’s available tomorrow.
保留にしてもいいですか?いつ空いてるか調べます
という感じです。
また、電話をつないで欲しいとき
Is Brian available?
ブライアンさんはおられますか
I’ll put you through. One moment, please.
おつなぎします。少々お待ちください
と言われることが多いでのです
このように、単に「お待ちください」だけでは、相手はなんでまっているのか、待っている間開いてはなにをしているのか不安になります。
お待ちくださいだけで電話を保留にされては、余計に相手の気持ちをいらだたせて、怒らせるなどのクレームなどの原因にもなります。
それなので、「お待ちください」というときに、なんで待ってもらうのか、自分がこういうことをしたいので待ってもらう必要があるという理由を相手に伝えれば、相手も納得して待っていてくれることが多いと思います。
「少々お待ちください」につけるフレーズは
「少々お待ちください」とったあとさきに何故待ってもらうのかという理由を加えればいいですが、そのいいかには多くの種類があります。
電話を他の人につなぐ場合は、
I’ll put you through.
何か調べたり確認したりしなければならないためまたせるのならば、
I’ll check 〜
Let me check
I’ll see if 〜
と言ったりします。
それから “One moment, please” と言われると、待っていても、なんで待たされる必要があるのかわかります。
そのため納得して待っていることができますし、待たせるほうも安心です。
また、接客で忙しくてすぐお客さんの用件が聞けない場合には、ただ “Wait a moment” と言うのではなくて、
I’ll be right back.
I’ll be right with you.
I’ll be back in a minute.
などと言うことが多いのですね。
これらの意味は「待ってください」ではなくて「すぐに伺います」といった意味があるようです。
待たせる理由が英語が分かる人を呼んでくる場合には
I’ll get someone who speaks English.
英語が話せる人を連れてきます
といえば、ただちょっと待ってというよりも断然いいですね。
英語と日本語の習慣はこんな風に違う
「少々お待ちください」というフレーズは日本ではよく使います。
使うことにそんなに気をつかっていないですね。
日本では、不思議だとも思わない普通のことです。
しかし、英語では、自分がこういうことをするからと自分がすることをいちいち言う習慣があります。
日本ではそんなことをいちいち言わないですね。
そんな習慣がないからです。
英語で「少々お待ちください。」と言わなければならないときは、ぜひこの英語での習慣を思い出して、自分がこういうことをすると口にだしてみてください。
日本語でもこのようなやり取りは大事だと思います。