高い基準とはどんな基準なんだろう?
部門や個々によって違いがありますが、その分野のまたは領域の高い水準を理解すること掴むことが大事でまずやらなければならないことです。
到達することろがわからなければ到達できまんから当たり前ですね。
そして次にどれだけ努力するればいいかきっちりとわからなければなりません。
高い水準の人が身近にいれば高い水準とはどのようなものかわかります。
そしてそんな人がたくさんいる環境のなかにいればもっとよくわかってきます。
上を目指すなら高い水準の人のなかに入ることが近道で、高校野球でも高い水準の選手になりたければ、水準の高い高校にいくのがいいのですね。
そうしたらそのレベルがわってきます。
そして次は努力ですが、
どれだけ努力すれば高い基準に到達するのだろうか?
そのことをわかっていなければなりません。
逆立ちなんて、頑張れば2週間くらいでできるようになるはずだとほとんどの人がみな思っているようです。
でも逆立ちができるようになるには、現実に半年間毎日練習をしないとできるようにならないのです。
2週間で逆立ちができる思っていたら、とても半年も続かずにあきらめてしまいます。
目標到達のため、どれほど努力が必要なのかわかっておくとこが重要だというエピソードです。
こうしたコーチの言葉を引用しつつ、ベゾス自身も「現実的でない甘い考えは高い基準を殺してしまう」と語っています。
自分自身においても、もちろん組織やチームにおいても、高い基準とはどういうものかを知ることは大事です。
でも、それだけではダメで、「そのためにどのくらいの努力が必要か」を理解することがとても大事なんですね。
「英語ができない」と嘆く人がわかっていない現実
zくの学生が、英語がペラペラになりたくて、「どうしたら、ペラペラになれますか」と聞いてきます。
そんなとき私は、「(きちんと話すには語彙が必要なので)1日2時間ほど英語の書籍や記事を読むことを20年くらい続けたら普通に話せるようになるかもしれません」って言うんですね。
そうすると相手はがっかりします。
でも、現実にそうなんです。
私も多少は英語ができますけど、ペラペラではないですし、翻訳者になって10年以上経って、たくさんの本を翻訳してきましたが、英語を読むスピードはまだまだ日本語より遅いです。
読み書きができても話せないという人がよくいますが、たいてい読めていないか、すごく遅いです。
英語の読み書きが日本語と同じスピードでできるようになれば、きちんと話せるようにもなります。
「ペラペラになる」というのは、本当に毎日集中して2時間やって20年以上かかるレベルだと思います。
とはいえ「英語がペラペラになりたい」という人にそういうことを言うと、たいてい誰もやらないですよね。
20年というのはそう簡単に続く時間ではない。
でも「その水準を目指す」というのは「それだけの努力の積み重ねの果てに到達することなんだ」と理解しておくことが大事なんですね。
大学に入ったばかりの人たちに
「18歳で始めて38歳になったとき、本当に英語がペラペラだったらスゴイと思わない?」とよく私は言っていて、みんな「そうですね」とは言うんですけど(笑)。
「いい文書」を書くために必要なこと
「到達するための努力の量」を理解しておくことは本当に重要です。
「どのくらい努力したら高い基準に達するかがわかっているかどうか」が差を分けると語っています。
質の高い6ページの文書を書こうと思えば、本来なら1週間かそれ以上はかかるはずなのに、1日か2日、もしかしたら数時間で書き上げられると勘違いしている。
だから高い基準に達しない
これは本当に鋭い指摘で、「このくらいの努力が必要だ」と理解していないから、そのレベルに達しない。そういうことは本当に多いと感じます。
どの程度の努力が必要かを教えるだけで、結果がよくなるということです。
つまり、秀逸な文書を書くには、最低1週間かそれ以上かかることを教えてあげればよいのです。
「どうしたら秀逸な文章が書けるようになるか」ではなく、「どのくらいの努力が必要か」を知ることが大事。
さまざまな場面に当てはまることだ